2012年4月12日木曜日

地震による住宅の傾き&液状化現象による家屋不同沈下の修復工事情報





 平成23年3月11日の午後2時40分ごろ東日本を襲った、1000年に1回といわれるほど巨大な宮城県牡鹿半島沖に起きた北米プレート(日本列島が乗っかっている)と太平洋プレートの幅200Km長さ500Kmに及ぶ広域で断層の破壊が起こり、北米プレートが持ち上がりその結果、マグニチュード9.0の巨大地震の発生とそれにより引き起こされた巨大津波によって、青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉県の広域に地震と津波の甚大な被害が発生した。これにより死亡と行方不明者を含めた被災者は2.8万人余り(今だ被害の実態はつかめず)、避難された被災者の方は16万人を越える。

 上記被災地の地震や津波による住宅の全壊数は4.9万棟にも及ぶ。震災1ヶ月近くたってTVや報道関係者が現 場で取材した、地震による木造住宅や鉄骨住宅なども大きな被害が出ている。千葉県内でも津波による住宅の被害は我孫子市、香取市、旭市、浦安市などで特に液状化による住宅地の被害が大きい。


 地震によっても、住宅地の地盤整備が悪いところでは家屋が傾いたりの被害が出ている。
当NPO法人の「住宅リフォーム」サイトに家屋の傾き補修工事の情報を掲載してあるが、この度の大震災によって急速にアクセス数が増加している。このサイトではあくまで平常時に敷地内の土壌整備が悪く、建売住宅を購入してから十年ほど経過してから、家屋の一方向への傾斜が進行し、建物の傾きを直す修復工事の過程を記録し公開している。しかし、今回の様な巨大地震が発生した場合には、既に建物の被害を受け住宅が大きく傾いたり、液状化現象で道路と建物の土台に大きな段差を生じていたり、建物が大きく傾いていたりするケースが見られる。

 そこで、このサイトでは地� ��や液状化現象で建物に被害を受けた、建物の復旧工事についてネットで調べた修復方法について報告したい。



 建物の不同沈下について:
 本来、水平・垂直を保たれている建物の構造材が、不同沈下によってバランスを崩し、平行四辺形や台形状に歪みます。その結果、一ヵ所に荷重が集中して一方向に斜めに傾くという状態をいう。

 


 不同沈下の建物に与える損傷、劣化は大きく、マイホームが傾き日常生活に支障をきたす深刻な事態となる。また、建物の耐用年数は雨仕舞いなど防水性能が悪化するため、建物が腐食しやすくなり相当の悪影響を受ける。

 日常生活で起こる建物の徴候

 ・窓から雨が吹き込む
 ・モルタル外壁・コンクリート犬走り、ブロック塀や基礎に亀裂が入る
 ・ドアやサッシの鍵が掛けられない
 ・気密性が失われてエアコンの効きが悪くなる
 ・床鳴りがし畳がくぼむ
 ・柱が傾き、床が傾斜して支障を生じる
 ・球体が床を転がる
 ・寝ている姿勢が不自然になる


この復旧工事では、安全を優先した損壊住宅の仮復旧と簡易復旧工法について説明する。
 仮復旧工事:土台上げ工事
   

 簡易復旧工事:耐圧板工事

 本復旧工事:アンダーピニング工事
     

アンダーピニング工事とは既存の建築物に基礎部分を新設もしくは修復補強し、荷重を受けかえる工法のこと。



参照サイト:沈下建物の水平修復アンダーピーニング工法)

       建物の不同沈下復旧工事の種類とその特徴







 液状化現象について:

 千葉県内の利根川沿いの我孫子市や香取市、東京湾の埋立地である浦安市は、今回の大地震により土地の液状化現象により、道路が陥没したり、マンホールが路面より飛び出したり、更には家屋が液状化の為に大きく傾いたりして、とても居住できる環境となっていない。保険会社の地震保険でも液状化による、住宅被害については全額補償の対象となるか半壊扱いとなるかも分からない。まして想定外の大地震で県や国の震災被害の補償対象に今まで検討されてこなかった。急遽政府は広範囲の液状化被害を補償する救済策を検討中である。

 そもそも、液状化現象が起こるのだろうか?今朝の朝日新聞(2011/4/28朝刊)に掲載されていた記事より引用する。

@ 液状化は家やビルを支 えていた地盤が、地震で突然ドロドロになってしまう現象である。細かい砂の間に地下水がたっぷり含まれている所で起きやすい。東京湾では千葉県浦安市や東京都江東区、他にも埼玉県久喜市や茨城県鹿島市で起きた。

A 液状化の原因は、普段は地中の中の砂の粒がかみ合って地盤を支えている。強い振動を受けると、砂が締まろうとして、粒の隙間にあった水を押し出す力が働く。その圧力が、粒同士を支えあう力を超えた瞬間、砂はバラバラになって水中に浮いた状態となる。これが液状化だ。

B その結果、建物は沈んだり傾いたりする。地中のマンホールは浮かび上がり、地表に突き出ることがある。


C 泥水が吹き上がるのは噴砂現象という。地表の重みで、液状化した部分の水は逃げ場を求めて上に向かう。その時、砂も一緒に噴き上げる。水と砂を失った分だけ地盤は沈み地盤沈下を起す。

D 斜面が液状化すると、低い方に流れようと地盤が横に流れる。側方流動という。地盤に引っ張られて地中に埋めたガスや水道の管が壊れることもある。河川の堤防が液状化すれば、浸水被害を招きかねない。

E 一度液状化した土地安心は出来ない。埋め立て地のような軟弱な地盤は、何回か液状化したくらいでは固まらない。地震でまた液状化する恐れがある。

F 液状化を防ぐ方法として、家を建てる前に地盤を良く固めるのが基本だ。既存の建物でも、地盤を固める薬剤を注入 したり地下水の配水管を設置したりと試行が進んでいる。



 Googleサイトに投稿された、千葉県浦安市と我孫子市の液状化被害の写真(引用)
 既存の家屋や建売住宅で、家屋が建てられている敷地が埋立地であったり、元は湿地帯であったところを埋め立てて建売住宅として購入された方などは、場合によっては充分な液状化対策(地盤改良)がなされていない場合があるので、その心配がある場合には事前に住宅販売業者に液状化対策や地震対策などの地盤改良がなされているのか確認しておかれるのがいいでしょう。

参照サイト:本気で家を建てる人のためのホームページ(液状化対策の工法)
    
       地盤沈下対策協会(ダブルロック工法)

       地盤改良工法の種類

       地盤改良費用

       地盤沈下による住宅の傾き・耐震補強工事



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